「まさか自分が…もう限界、逃げたい」
会社でパワハラに直面したとき、体も心も、本当につらいものだと思います。
今すぐにでも、この辛い状況をどうにかしたい。
そう思われている方に、今回は、パワハラ上司をかわして、撃退するための方法をご紹介します。
かくいう私も、前職でパワハラにあって「自分のせいだ」と洗脳状態でした。
自己評価はボロボロ、旅行先で「この深さの海に飛び込めば、ラクになれるかな」とまで思い、心療内科に通った私が、リアルに実践した方法です。
そして、パワハラ上司と正面きって戦ったわけではなく、まわりの人との仲もよくなり、仕事もうまくまわるようになりました。
苦しい中、この記事を読んで下さったあなたのお役に立てると、嬉しいです。

もくじ
感情的なパラハラ上司の標的に。「飛び込めばラクになれる…」限界を感じた日

私がパワハラにあったのは、前職に勤めていた、20代後半のときのことです。
異動して、全く知らない、新しい仕事を担当することになりました。
そこで、パワハラ上司(女性)の下についたんです。
ただ、私は新しい仕事の概要がつかめず、なかなか覚えられなかったんです。
そんな中、いきなり来た繁忙期。
みんな忙しく仕事してたのもあり、

そう思って、まわりに教えを乞うのを、ためらっていました。
昼休みの時間もランチにいかず、黙々と一人で、山のようにつまれた仕事と格闘していました。
- 仕事になれていない
- 一人になってる時間が長かった
今思えば、そこがつけこまれるスキになってしまったのかもしれません。
1か月ほどして、まだモタモタと仕事をしてる私に、上司のイライラがヒートアップしてきたんです。
書類の提出が遅れると、みんなの前で「何でできないの!?ねえなんで!?」と、カっとなって怒ってくる。
最後はアドバイスなんて何もなく、ただ「次はちゃんと提出してよ」と言われて終わりです。
他の課との調整をした時も。
「なんでココも調整してくれないの!?当然でしょ」 と、言われてない部分にキツい指摘をされる。
そのたびに

と謝っていました。

反論せず、ずっと一人で落ち込んでました。
結果、どうなったか。
私は、その上司の「標的」になってしまったんです。
今でこそわかるんですが、パワハラ上司のやり方の一つに、「標的をつくる」やり方があるんです。
必ず一人、課内の「何をいっても反論しない人、または味方がいない人」を、「標的」にするんです。
その標的を集中的に攻撃することで、他の人には「ああはなりたくない」と思わせる、恐怖政治をとるんです。
ただ、それだけだと仕事がまわらないので、ほぼ同時に「お気に入り」も作る。
ゴマをする人、パワハラ上司の上司に気に入られてる人を中心に、えこひいきするのです。
結果、パワハラ上司のまわりは、イエスマンばかりになります。
みんな、上司への不満を心の中に持ってはいます。
ただ、反抗はできないので、みんなのストレスのはけ口は、「標的」に集中します。
「上司の標的になってるアイツは、何をいってもいいだろう」と、みんなして上司のように、責めてくるようになるんですね。
上司は、自分への攻撃をなくしつつ、「標的」をもって、課内を結束させられるので、一石二鳥です。
はたから見ると、平穏にマネジメントしているように、見えてしまうんです。

たまったもんじゃありません…!
ただでさえ目をつけられて、「なんでできないの!?」と感情的につめられて、書類の提出ひとつすら苦痛なのに。
みんなの目の前で怒鳴られることで、「あいつは、仕事ができないやつだ」と、他の部署にまで、ウワサが立ってしまっていました。

会社のどこにも居場所がない…。
だんだん、夜も眠れなくなって、市販の睡眠導入剤に頼る日が増えました。
眠れない日に苦しみつつも、週末、気分転換に、海に行きました。


この海にとびこんじゃえば、ラクになるのかな…。
もう、消えたい。
ごく自然に、思ったんです。
毎日2時間程度の睡眠で、仕事への集中力は皆無で、凡ミスばかり。
もはや、会社に通うことすら、危うくなっている状況でした。

私は会社に隠れて、心療内科に通いはじめました。
直後の評価は、最低評価でした。
パワハラ上司のかわし方①限界のそのとき。「パワハラは自分のせいじゃない」

診療内科では、お医者さんの診断のあと、臨床心理士さんとのカウンセリングがありました。

ありったけをぶちまけました。
ふだん会社では言えなかった思いを、涙ながらに30分語りました。
最後に、臨床心理士さんに聞かれました。


何の迷いもなく、そう答えました。
臨床心理士さん、じっと私をみて、語り始めました。

でも、それすら上司のパワハラのせいで、できなくなっていた可能性が高いんです。
パワハラは、起こす人の性格に問題があることが多い。
同じ状況になっても、パワハラをする人と、しない人がいるんです。
だから、自分のせいだと、責めなくていいんです。

その後、診療内科で、もろもろの心理テストを受けました。
数週間後、結果を見ると「まわりとコミュニケーションをとるのに遠慮して、抱え込みやすい性格」との評価がありました。
確かに、私は何かイヤなことがあっても、相手をせめたり、期待したりしない性格です。
「自分の伝え方ややり方がまずかったから、改善策を考えよう」と、ひとりで抱え込んで、対処していく方です。
今までなら、この考えで、だいたい事足りていました。
でも、「何でも自分のせいと思う」「自分ひとりえで抱え込む」って、パワハラ上司との相性は最悪なんです。
「標的」に、うってつけなんです。

パワハラ上司との相性。
そして相手の性格の問題だ。
そう知ったことで、なんだか洗脳がとけたようになりました。
自分で自分を責めることがなくなり、少しだけ心が穏やかになりました。
だから、自分をせめなくていい。
パワハラ上司のかわし方②周りの人を味方にして、パワハラをかわす

その臨床心理士さんカウンセリングをうける中、パワハラへの対策法を教わりました。
とにかく大事なのが、「周りとなるべく連携をとること」です。

周りとうまく協調していて、守ってくれる人がいる場合、パワハラ上司は攻め込みにくいです。
だから、周りの人を巻き込みましょう。
確かに、私は弱音をはけず、相談もできず、一人でかかえて仕事をしていました。
人に合わせるのがあんまり好きじゃなくて、一人でランチに行くことも多かったです。
そこで、パワハラ上司におもねっていない、立場的に中立の先輩をランチにさそって、相談をしました。

どうすれば打開できますかね…?
先輩は、心配してたけど、自分の仕事と違う仕事なので、手をだしにくかったようです。
結果、先輩経由で、参考になる便利資料や、他の課とのうまい折衝方法、などを教えてもらいました。

以降、自分で抱えることは減りました。
わからないところを、どんどん先輩に聞くようにしました。
一か月ほどたった頃には、先輩との信頼関係ができ、ときどきランチに行くように。
パワハラのことも気にしてくれたのか、会議でさりげなく私の意見をフォローして、みんなが納得する形で幕を下ろしてくれたり。
仕事も、ちょっとずつうまくまわるようになってきました。
その頃から、上司の態度が変わり始めました。
「こいつは、他の人を巻き込みはじめた。味方ができはじめて、何かやっかいそうだ」なんて思われたのかもしれません。
少なくとも、あからさまな無視や、会議中での全否定はなくなりました。

仕事をすすめられるノウハウがわかるし、パワハラへの自己防衛にもなる…!
そう、痛感しました。
加えて、別の仕事で、他の課の課長(パワハラ上司の先輩)とたまたま仲良くなり、ランチをするようになりました。
仕事のノウハウを教わりつつ、楽しくランチをしていたところ、パラハラ上司が近くに腰をかけたんです。
パワハラ上司は、私たちの様子をじっと見ていました。
「コイツは、何か強いバックがいるらしい…」
そう思われたどうかは知りませんが、以降、目に見えて、パワハラ的な言動が減りました。

標的を抜け出した…!
安心して仕事できる日が、ちょっとずつ、ちょっとずつ、増えていきました。
・パワハラ上司を中立視点で見てる人
・パワハラ上司が一目置いてる人
と仲良くできると、ベスト。
「こいつに何かしたら、バックの人がだまってない」と思わせる。
パワハラ上司のかわし方③自分が幸せになって完全撃退!

私は新しい一歩を踏み出しました
その後、なんだかんだで、キツく当たられる日もありましたが。
心を病んで眠れない状況からは、脱することはできました。
そして年度末、またもや異動があり、パワハラ上司と離れました。

心底、ほっとしたものです。
私の直接的なパワハラは、こうして幕を閉じました。
ただ、それでも他の課には、私がパワハラされたという噂がまわっていたらしく。
異動先でははじめ、「あいつは仕事できない」的な目でみられました。

パワハラをうけると、後々まで「ウワサ」という形で尾をひくことが、ものすごく悔しかったです。
たった1回のパワハラ、そして「仕事ができない人」を挽回するのに、2年以上かかりました。
ちなみに、その上司、課をかわってもパワハラをし続けていました。
自分の株をうばいそうな、優秀な人にパワハラをしたらしいです。
パワハラをうけた人は、休職後、辞めていきました。

背筋が寒くなりました。
その間も、会社は、ずっとその上司のパワハラを黙認していました。
加えて、私がいた部署で、マタハラまで起こる始末…。

もう、会社辞めてやる!
そして20代を費やしたブラック企業にケリをつけるべく、転職活動を開始。
悔しさのあまり仕事をがんばったことに加え、転職エージェント・リクルートエージェントの助けもあり、
・年収200万円アップ
・上場企業
・福利厚生が整っており、ワーママでも働ける会社
へ、はれて転職を叶えました。
転職先では、私がパワハラうけたなんて、誰も知りません。
パワハラを自衛するため、周りと積極的にコミュニケーションをとることで、なんとか新しい仕事にも慣れました。

もっとはやく転職すればよかった…。
転職で、すべてが解決するワケでは、ありません。
ただ、パワハラ上司のせいで悪くなった評判をチャラにするのに、転職は非常に有効な手段でした。
胸をはって、自信をもって仕事できるのって、本当に気持ちがいいです…!

とても快適!
あこがれの会社に、これをきっかけに、転職なり。
自分が幸せになるのが、一番の撃退方法。
おまけ:私が、パワハラ上司に「勝った」と思った日

加えて、正直なキモチを言うと。
転職で、パワハラ上司を見返せたことも、嬉しかったです。
前職をやめる数日前、廊下で他の人に転職について話していたとき、パワハラ上司がたまたま通りました。

話していた人に言うつもりで、その上司あえて聞こえるように言いました。
転職先の企業は、前職より大きな会社です。
業界の常識的に、そのパワハラ上司の年収より、転職先の会社にいった私の年収がスグ高くなるのは、明確でした。
年収だけで、勝った・負けたが決まるなんて、思いません。
でも正直、苦虫をかみつぶしたような顔で、立ち去っていくパワハラ上司を見たとき。

そう、思いました。
パワハラをかわす3つの秘策 まとめ


以上、パワハラの体験談と、撃退方法でした。
私が20代でいたブラック企業で、パワハラをうけて、学んだことは3つあります。
①パワハラで、自分を責める必要は、まったくなし
パワハラって、当事者になるまで、正直どこか他人事でした。
でも、いつでも遭遇する可能性があるんです。
たとえ優秀な人でも「あいつ気に入らない」で、パワハラを受けることすらある。
能力の有無より、パワハラ上司の好き・嫌いで決まってしまうんです。
だから、あなたが自分をせめる必要は、まったくありません。
パワハラ上司は「お前が悪い」と何度も何度もいって、暗示をかけるのが常套手段です。
暗示をかけて、自信をなくさせるのが、相手の狙いなんです。
あなたが100%悪いことなんて、絶対にないんです。
②パワハラは周りを巻き込んで、かわす
パワハラ上司と、一対一で戦うのは、相当勇気がいります。
相手が、強い権力者なら、なおさらです。
・パワハラ上司が一目置いている人
・中立の立場の人
に相談をするなど、まわりを巻き込んで、解決を図るのがおすすめです。
あわせて、パワハラ上司に標的にされた原因(私なら仕事の遅れ)を解決できる手段も、相談できるといいですね。
パワハラ上司に怒られる火種を、1コでもなくすのに加え。
相談相手に、好印象を持ってもらい、助けてもらいやすくなります。
ただ、上記は「まだ自分でなんとかできそう」と思った時の手段です。
心がツラくなって、限界を超えてしまったときには、まずはとにかく、病院に行かれることをおすすめします。


でも、一人で悩んで、ずっとつらい気持ちを抱えてきたこと、もう十分だと思うんです。
人に頼っても、いいと思うんです。
私はカウンセリングで相談したことで、すごく心がラクになり、先が見えました。
お願いです。どうか、一人で、抱えこみすぎないで。
③自分が幸せになることが、一番の撃退法
今は、パワハラのことで、頭がいっぱいなところかと思います。
相手を撃退することを、全力で願っていることと思います。


ただ、長い目で見たとき、
- 上司よりも評価される
- 会社で上司よりも出世する
- 転職して、上司を見返す
…など、あなたが上司より幸せになることが、いちばんスッキリする撃退方法です。
今の会社で頑張って、パワハラを跳ね飛ばすのは、もちろんありです。
でも、もはや暴力ざたがあったり、パワハラ上司ふくめ、近くの人全員がほぼ敵の場合。
「転職」というカードの存在も、思い出してみてください。
パワハラを許す社風は、なかなか変えるのが難しい。
また、パワハラの後に残る「あいつは仕事ができない」という空気も、後々やっかいです。


「仕事ができない」ウワサについては、ものすごく頑張って、2年かけて払拭しました。
でも…正直、何度も「ふざけんな」と思いました。
でも、転職を視野にいれれば。
他の会社をみる中で、「自分が必要とされている」自信を取り戻せます。
転職後、パワハラ上司とは、二度と顔を合わせずに済みます。
パワハラを受けたウワサも一切なく、新しい仲間と、笑顔でノビノビ仕事できます。
さらに、年収が上がる可能性すら、あるんです。
実際、私も転職して、年収が200万円上がりました。


そう、思っています。
最後に、パワハラに苦しんだ私から、あなたへ。


最後に、パワハラに苦しんだ私から、あなたへ、お伝えさせてください。
パワハラを受けている今、毎日が限界で、自分なんて消えてしまったほうがいい…そう思うことも、あるかもしれません。
でも、あなたが消える必要なんて、まったくない。
あなたがいるだけで、救われている人がいます。
あなたの培った能力には、きちんと価値があります。
あなたのがんばりを、見ている人は、しっかり見ています。
あなたには、パワハラなんかに負けない、すばらしい価値がある。
どうか、あなた自身の価値を信じて、自分を大切にしてくださいね。
パワハラ上司がいなくなり。
あなたが全力で笑顔になれる日が、1日でもはやくくること、全力で願ってます。


転職では、パワハラうけたとかは、一切言わなくて大丈夫ですよ。
私が転職したときの流れもまとめてるので、よかったら覗いてみてください。
難しいことかいてません(笑)。3分くらいでサラっとライトに読めます。
↓↓↓
どうか、頭にとどめておいてくださいね。